Reality Check
RAG導入でよくある誤解
ChatGPTに社内資料を入れれば、すぐ賢くなる
汎用SaaSに機密データをアップロードした瞬間、情報は外部サーバーへ送信されます。NDA違反や規約改定のリスクがあり、本当に活用したい業務には踏み込めません。
AIを入れれば、検索の手間がなくなる
仕組みを設計せずにツールだけ導入しても、回答の根拠が曖昧では現場は信用しません。自社の図面・規程を根拠付きで参照させる設計があって初めて、実務で使えます。
RAGは特別な大企業だけのもの
近年は構築テンプレートとクラウドの組み合わせで、中堅・中小企業でも現実的なコストで導入できるようになっています。補助金の活用余地もあります。
Readiness
こんな状況なら、ご相談のタイミングです
機密情報を扱う業務ほど、AI活用はツール選定より先に構成設計が重要になります。
社外秘のデータや図面を外部サービスに預けることに抵抗がある
データを社内に留めたままAIを活用する構成が可能です。セキュリティ要件に合わせて設計します。
ベテランの知識が特定の人に集中している
図面の意図、対応ノウハウ、顧客の特性といった暗黙知を、検索できる形に変換します。新入社員でも参照できる社内AI辞書を目指します。
資料がどこにあるか分からず、探すだけで時間 が消えている
仕様書・規程・議事録など分散した情報を一つのナレッジに統合し、根拠付きで即座に引き出せる状態にします。
ChatGPT等を試したが、機密情報の壁で本格活用に至っていない
便利だが情報統制が崩れるというジレンマを、構造で解消する選択肢があります。
Approach
私たちが大事にしていること
RAG導入で一番大事なのは、情報が外に出ない構造を先に作ること、そして現場が回答を信用できる精度を確保することの二つです。どちらか一方が欠けると、使われないシステムになります。
当社は、まず小さな範囲で安全性と回答精度を確認し、現場の声を反映しながら段階的に拡大するアプローチをとります。これは当社のDX推進支援と共通する考え方です。
設計の前提
セキュリティを後付けにしない
機密データを扱う以上、セキュリティは設計の前提です。KMSによる暗号化、WAFによる通信制御、一定時間での自動データ削除など、必要な構成を初期段階から組み込みます。
小さく検証する
特定部署・特定業務から始め、効果が出たことを確認してから範囲を広げます。
根拠を見える化する
回答だけでなく、参照した資料や根拠を確認できる状態にして、現場が判断しやすい仕組みにします。
TAS GenAI Core
私たちの技術基盤
本サービスの中核には、当社が開発するAIプラットフォーム TAS GenAI Core を用います。
デジタル庁が公開するOSS「源内」をベースとし、品質保証済みのRAGプラットフォームに最小限の改変を加えて安定動作させる設計です。商談段階では、実APIや顧客データを使わない営業デモ環境で、源内ベースのRAG体験とTAS独自のセキュリティ機構をご確認いただけます。
根拠付き回答
御社の独自データを参照し、出典を示しながら回答するRAGPipelineを備えます。回答の根拠を確認できるため、現場で使いやすい形にできます。
回答品質の自動評価
回答品質を自動評価し、基準未達の場合は再生成するReflectionLoopを備えます。いわゆるハルシネーションの抑制を目指します。
閉域・暗号化・自動削除
WAF、CMEK、S3、DynamoDB、TTLを組み合わせ、通信制御、暗号化、監査証跡、自動削除を初期段階から組み込みます。
導入先のクラウドは、AWS・Azure・GCPから御社の要件に合わ せて選択可能です。長時間の処理が必要な場合も、受付と処理を分離した非同期アーキテクチャによりタイムアウトを起こさず安定して動作します。
※ TAS GenAI Coreは、源内由来のコード(MITライセンス)と当社独自コード(プロプライエタリ)で構成されています。
Process
導入の流れ
各フェーズで明確な成果物をお渡しし、何が変わったかが常に見える状態にします。
Phase 1
現状把握とセキュリティ要件の確認
どの業務・どのデータをAIに参照させるかを整理します。データの機密性、NDAや社内規 程の制約をこの段階で必ず確認します。
Phase 2
環境構築
御社専用のプライベートなクラウド領域をクリーンに構築します。利用クラウドは要件に合わせて選定し、補助金を活用する場合はこのフェーズに合わせて申請を進めます。
Phase 3
ナレッジ学習(RAG構築)
仕様書・図面 ・契約書などを取り込み、根拠付きで回答できる状態にします。実データで精度を確認してから本格運用に進みます。
Phase 4
定着と全社展開
効果が出た部署を起点に、営業・開発・総務など他部署へ段階的に拡大します。操作に迷わない画面と手順書で、全員が日常的に使える状態を目指します。
Cost Support
補助金の活用について
セキュアRAGの構築費用やコンサルティング費用は、デジタル化・AI導入補助金等の対象になる場合があります。制度によっては構築費の相当部分をカバーできる可能性があります。
セキュアRAG構築支援とあわせて、補助金活用の対象可能性や申請準備に必要な情報整理もご相談いただけます。ただし、補助金は審査があり、採択を保証するものではありません。また後払いが原則のため、導入費用の立て替えが必要です。
補助金申請支援について
現在、補助金申請支援は必要な事業者登録・支援体制を準備中です。制度の確認、対象可能性の整理、申請に向けた事前準備のご相談は受付中です。正式な申請代行・採択後手続きは、体制整備後に順次対応します。
よくある質問
Q. 自社のこのデータ、RAGに学習させられますか?
A. データの形式・機密区分によって適否が変わります。初回ヒアリングで対象データを伺い、学習可否と想定精度をお伝えします。
Q. 本当に情報は外に出ませんか?
A. 御社専用のクラウド閉域環境内で処理が完 結する構成を採用します。暗号化・通信制御・自動削除を組み込み、外部に出る経路を構造的に作らない設計を基本とします。具体的な要件は個別に確認します。
Q. IT担当者がいませんが大丈夫ですか?
A. 問題ありません。構築・運用・定着までを当社が伴走します。操作画面はシンプルに設計し、手順書も整備します。
Q. まずは一部の業務だけ試せますか?
A. はい。特定部署・特定業務から小さく始め、効果を確認してから拡大する進め方を推奨しています。
まず、無料の事前ヒアリングから
このデータはRAGに使えるか、補助金の対象になるか。御社の状況に合わせて、個別に試算と構成をご提案します。初回ヒアリングは30分程度、オンライン対応可能です。